呉市役所 時計台デザイン

デザインテーマは「海・技・人」

この時計台は大きな三本の柱によって構成されています。
呉市のキャッチフレーズである「つなぐ手に 海・技・人が 光るまち」という想いをモチーフとし、「海・技・人」を三本の柱で表現しました。
それぞれの柱はさらに三つに分割され、九つの柱に囲まれたデザインになっていますが、
これは呉という名の由来ともされる「九嶺」をモチーフとして九つの嶺を表現しています。
使用する石材は、地元で産出される名石「議員石」をアクセントに白御影石の使用を想定しています。
九つに分割された内の一つだけに使用された「議員石」は見た目だけのアクセントではなく、真北を指し示すコンパスの役割も持ちます。
古くから安全な航海の道しるべであったコンパスは、海と共に歩んできた呉市にとって重要な意味合いがあり、
そこには人々の安全を願うという不変の想いが込められています。
景観との調和を配慮しながら、どれだけ長い時間を経ても呉という土地の魅力を伝えていけるような時計台を目指しました。

呉市役所主催 時計台デザイン コンペティション

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