草箆

靴べらを通して防犯を考える「草箆(くさべら)」

草箆は唐草模様の布に包まれた、壁にかけられる靴べらです。
唐草模様は日本では見慣れた柄ですが、日本人にとっては特別な印象を持つ柄と言えるのではないでしょうか。
唐草模様は昔から日本において泥棒が頭巾や風呂敷などに活用する定番の柄として有名です。
日本人にとってなじみ深いこの柄は、そういった潜在的なイメージを持った柄と言え、日本人が共有する独特の感覚であると考えます。
草箆が玄関にかかっている時、それを見た人々は何気なく泥棒をイメージすることでしょう。
そういった些細な気づきによって、人々の防犯意識を向上させるようなデザインを目指しました。

アイリス生活用品デザインコンクール

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